はじめに
「運行管理者に興味はあるけど、自分に向いているのかな?」
「資格を取る前に仕事内容や適性を知りたい。」
このように考えている方も多いのではないでしょうか。
運行管理者は、運転士が安全に運行できるようサポートする重要な仕事です。華やかな仕事ではありませんが、多くの人の命を守る責任があり、やりがいも大きい職種です。
この記事では、バス会社勤務の視点から、運行管理者に向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。
運行管理者とは?
運行管理者は、運転士の健康状態や勤務時間、車両の状況などを確認し、安全な運行を管理する仕事です。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 点呼(出庫・帰庫)
- アルコールチェック
- 勤務シフトの管理
- 運転士への指導
- 車両トラブル時の対応
- 事故・故障時の初動対応
- 運行状況の確認
裏方の仕事ですが、営業所全体を支える存在と言えるでしょう。
運行管理者に向いている人の特徴5選
① 責任感が強い人
運行管理者の判断一つで安全運行が左右される場面があります。
「まあ大丈夫だろう」と考える人よりも、「本当に安全か?」を最後まで確認できる人が向いています。
結局、自分が運行管理責任者になった場合は、自分の指示で周りの人が動きます。指示を出すからには、ある程度責任をもたなければiけません。
② コミュニケーションが苦にならない人
毎日多くの運転士と話します。
- 体調確認
- 業務連絡
- 相談対応
- 注意・指導
相手を尊重しながら話せる人ほど信頼されます。
特に、事故を起こした乗務員に指導をする場面でコミュニケーション能力が必要となってきます。
客観的な意見を上手く言語化し、相手を納得させるみたいな能力も求められます。別にそこまで高度なものではないですが、最低限・・・
③ 冷静に判断できる人
事故・渋滞・大雨・故障など、予定どおりにいかない日は珍しくありません。
そんな時でも慌てず、
「今何を優先すべきか」
を考えられる人は運行管理者に向いています。
あれもこれもしないといけない場面が度々生まれますが、仕事の優先順位をしっかり付けられる人でなければ難しいです。(そもそも社会人になっても意外とそれできる人少なかったりしますよね。)
④ 細かい確認が得意な人
運行管理者の仕事は確認作業の連続です。
例えば…
- アルコール検知結果
- 勤務時間
- 車両番号
- 点呼記録
少しの見落としが大きなトラブルにつながることもあります。
慎重な性格は大きな武器になります。
法令で決まっていることなので確実な実施が求められます。別のことをやっている時でも、ある程度他のこともやれるくらいの余裕をもって貰いたいところです。
⑤ 人を支えることが好きな人
運行管理者が運転することは基本的にありません。
主役は運転士です。
その運転士が安心して仕事ができるよう支えることにやりがいを感じられる人にはぴったりの仕事です。運転士さんがお客様を無事に目的地まで運んでくださるのが1番大切ですが、その仕組みをちゃんと理解して業務に臨める人が必要です。偉そうにするのは違います。
運行管理者に向いていない人の特徴5選
① 時間にルーズな人
点呼は決められた時間に実施します。
遅刻や時間管理が苦手な人には厳しい仕事です。
自分のことでは無いから気にしない、というわけにはいきません。自分が管理者の場合は主体的に動く能力も少しばかり求められます。
② 確認作業が嫌いな人
「面倒だから省略しよう」
この考え方は事故につながる可能性があります。
毎日の確認を丁寧に続けられることが重要です。
これやる意味ある?って思うことたっくさんあります。でも、意味の無いことなんてないです。基本に忠実にやっていきましょう。
③ プレッシャーに弱い人
事故が起きた時や運転士が急に休んだ時など、責任ある判断を求められる場面があります。
強いストレスがかかる仕事でもあります。
やらかしたら自分のせいになる可能性もちょっとはありますが、それだけ裁量がある仕事だと思って、思いっきりやっていくしかないです。多少のミスはしょうがないです。
④ 人と話すことが極端に苦手な人
運転士への注意や指導をしなければならない場面もあります。
伝えるべきことをしっかり伝えられることが大切です。
業務をお願いしたりする場面も多く出てくるかもしれません。お願いする人の仕業(ダイヤ)の得意不得意なども覚えられると楽だし、めっちゃ好かれます。
⑤ 臨機応変な対応が苦手な人
毎日同じ仕事ではありません。
急な道路規制
悪天候
車両故障
運転士の欠勤
こうしたイレギュラーへの対応力が求められます。
残念ながら全く同じ日というのはなかなかないものです。いきなり土砂降りになるときもあれば、起こって欲しくないところで事故も起こります。近所のマクドナルドの渋滞でも苦しみます。しょうがないです。
実際には「向いていない」より慣れが大きい
ここまで向き・不向きを紹介しましたが、実際には経験によって身に付く部分も多くあります。
私自身も最初から全てできたわけではありません。
先輩に教わりながら経験を積み、少しずつ判断できるようになりました。
最初から完璧な人はいません。
どう考えても、特殊な仕事ですから、得意な人なんて絶対いないので確実に経験を積み重ねていけばどうにかなるものです。今回はこうだから、多分これで行けるだろ・・・みたいなものでいけたりします。
運行管理者のやりがい
運行管理者は裏方の仕事ですが、
- 今日も事故なく終わった
- 運転士から感謝された
- 利用者が安全に目的地へ到着できた
そんな日常の積み重ねが、大きなやりがいにつながります。
表に出る仕事ではありませんが、会社や地域の交通を支える重要な存在です。
まとめ
運行管理者に向いている人は次のような特徴があります。
- 責任感がある
- コミュニケーションが取れる
- 冷静に判断できる
- 確認作業が得意
- 人を支えることが好き
一方で、
- 時間にルーズ
- 確認作業が苦手
- プレッシャーに弱い
- 人との会話が極端に苦手
- 臨機応変な対応が苦手
という人は苦労する場面があるかもしれません。
ただし、適性は経験で伸ばせる部分も多くあります。
「地域のために働きたい」「人の命を守る仕事に携わりたい」「誰かを支える仕事がしたい」と考えている方には、運行管理者はとても魅力のある仕事です。
ぜひ目指してみてください!


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