「運行管理者試験(旅客)って難しいの?」
「独学でも合格できる?」
「どんな勉強をすれば合格できるの?」
これから運行管理者試験を受けようと考えている人の中には、このような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
運行管理者試験では、道路運送法や労働基準法など幅広い知識が問われるため、決して勉強せずに合格できる試験ではありません。
しかし、出題範囲を理解して過去問を繰り返し解けば、独学でも十分に合格を目指せる試験です。
この記事では、運行管理者試験(旅客)の難易度や難しく感じる理由、合格するためのポイントについて分かりやすく解説します。
これから受験する人は、ぜひ参考にしてください。
運行管理者試験(旅客)とは?
運行管理者とは、バスやタクシーなどの事業用自動車について、安全な運行を管理するための資格です。
営業所では、乗務員の健康状態や勤務状況の確認、点呼など、安全運行に関わるさまざまな業務を行います。
そのため運行管理者試験でも、安全運行に必要となる法律や知識について幅広く出題されます。
旅客の試験では、主に次のような分野を勉強する必要があります。
- 道路運送法関係
- 道路運送車両法関係
- 道路交通法関係
- 労働基準法関係
- 運行管理者の業務に必要な実務上の知識や能力
法律だけでなく、実際の運行管理業務を想定した問題もあるため、内容を理解しながら勉強することが重要です。
実際受験してみて、一番最後の部分「運行管理者の業務に必要な実務上の知識や能力」が結構考えさせられます。
運行管理者試験(旅客)は難しい?
結論からいうと、簡単な試験ではありませんが、しっかり対策すれば十分に合格を狙える難易度です。
特に初めて勉強する人の場合、道路運送法や労働基準法など聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。
参考書を初めて読んだときに、
「思っていたより覚えることが多い……」
と感じる人もいるでしょう。
しかし、最初からすべてを完璧に覚える必要はありません。
参考書で全体像を理解したうえで過去問を繰り返していくと、よく問われるポイントが少しずつ分かるようになります。
1発で全部を理解し過ぎると逆に混乱気味になります。
運行管理者試験が難しいと感じる4つの理由
①法律に関する問題が多い
運行管理者試験では、複数の法律について勉強する必要があります。
普段から法律に触れていない人にとっては、最初は文章自体が読みづらく感じることもあります。
重要なのは、法律の文章を丸暗記しようとしないことです。
「このルールは何のためにあるのか」
「運行管理者として何をしなければならないのか」
まで理解しながら覚えていくと、知識が定着しやすくなります。
本物の法律の試験ほど面倒くさい法律は出てきませんが、間違いなく普段は使わない物ばかりだと感じました。
②覚える数字が多い
試験勉強をしていると、さまざまな数字が登場します。
数字だけをバラバラに暗記すると、
「この数字は何の基準だったっけ?」
となりやすいので注意が必要です。
数字を覚えるときは、何についての数字なのかをセットで覚えましょう。
ノートやスマートフォンのメモなどに間違えやすい数字だけをまとめておくのもおすすめです。
③似たような選択肢で迷いやすい
過去問を解いていると、
「どちらも正しいように見える」
という選択肢に出会うことがあります。
なんとなく文章を読んでいるだけでは間違えてしまうため、問題文を丁寧に読む習慣をつけることが重要です。
特に、
「必ず」「すべて」「〜しなければならない」
などの表現が使われている場合は、文章全体をよく確認しましょう。
過去問を繰り返すことで、このような問題にも慣れてきます。
→自動車の免許の試験もそうですが、「~しなければならない」って意外と間違いの可能性とかあったじゃないですか。あれと感覚は一緒です。
④実務上の知識を問われる問題もある
単純な暗記だけではなく、運行管理に必要な知識を使って考える問題もあります。
そのため、
「過去問の答えだけを覚える」
という勉強方法では対応できない場合があります。
正解した問題についても、
「なぜこの答えになるのか」
まで説明できる状態を目指すことが大切です。
運行管理者試験は独学でも合格できる?
運行管理者試験は、独学でも合格を目指せます。
市販の参考書や問題集、過去問などを使って対策できるため、必ずしも講座を受講しなければ合格できないわけではありません。
独学で勉強するときは、
参考書を読む → 過去問を解く → 間違えたところを復習する
という流れを繰り返すのがおすすめです。
ただし、勉強を始める時期が遅くなると余裕がなくなります。
できるだけ早めに勉強を始めて、毎日少しずつ進めていきましょう。
独学での勉強方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
→【関連記事】運行管理者試験は独学で合格できる?勉強時間と勉強法を解説
合格するためのポイント5つ
①早めに勉強を始める
試験直前になってから一気に覚えようとすると、かなり大変です。
仕事をしながら受験する場合は、毎日まとまった勉強時間を確保できないこともあります。
そのため、余裕を持って勉強を始めましょう。
平日に30分程度でも、継続すれば大きな勉強時間になります。
現場経験のある人とない人では飲み込み方が違うので、ある人は最低でも2ヶ月くらい前から、ない人は4ヶ月くらい前から勉強に取り組むことをおすすめします。
②過去問を繰り返し解く
運行管理者試験対策で特に重要なのが過去問です。
参考書を読んで理解したつもりでも、実際に問題を解いてみると意外と答えられないことがあります。
過去問を使って、
問題を解く → 答え合わせ → 解説を読む → 再び解く
という流れを繰り返しましょう。
過去問を何年分やればいいのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
→【関連記事】運行管理者試験の過去問は何年分やればいい?効果的な使い方
③間違えた問題を放置しない
問題を解いた後、点数だけ確認して終わるのはおすすめできません。
大切なのは、間違えた問題の原因を確認することです。
「知識がなかった」
「数字を勘違いした」
「問題文を読み間違えた」
など、間違えた理由を把握しましょう。
同じミスを繰り返さなくなれば、少しずつ点数も安定してきます。
④苦手分野を作らない
運行管理者試験では、特定の分野だけ勉強すればよいわけではありません。
得意分野で点数を稼ぐことも大切ですが、苦手分野を完全に捨ててしまうのは避けたほうがよいでしょう。
過去問を解いて、
「この分野だけ正答率が低い」
というところがあれば、参考書に戻って重点的に復習します。
自分の苦手分野を把握するためにも、過去問は非常に役立ちます。
⑤直前は新しいことより復習を優先する
試験直前になると不安になり、新しい参考書や問題集に手を出したくなることがあります。
しかし、直前期はこれまで勉強してきた内容の復習を優先するのがおすすめです。
特に、
- 何度も間違えた問題
- 覚えにくい数字
- 苦手な法律
- 判断に迷った問題
などを重点的に確認しましょう。
直前に新しいことに手を出すと返って不安要素を増やすことになります。満点は取れなくても大丈夫ですので、しっかり復習していきましょう。
過去問でどのくらい取れれば安心?
過去問で一度だけ高得点を取れたからといって、必ずしも安心とは限りません。
同じ問題を何度も解いていると、答えそのものを覚えてしまうことがあるからです。
重要なのは、答えの理由まで理解できているかです。
選択肢を見たときに、
「これは○○だから間違い」
と説明できるレベルまで理解できていれば、本番でも応用しやすくなります。
複数回分の問題を解いて、安定して正解できる状態を目指しましょう。
どのパターンの問題であっても最低合格ライン+1割2割くらい、できれば過去問では満点に近いくらい取れているのが望ましいです。
試験当日の準備も忘れずに
しっかり勉強していても、試験当日に焦ってしまうと実力を発揮できない可能性があります。
試験前日までに必要な持ち物や会場への行き方などを確認しておきましょう。
特に初めて受験する場合は、
「当日はどんな流れなんだろう?」
と不安になる人もいると思います。
試験当日の流れや持ち物については、こちらの記事で詳しくまとめています。
→【関連記事】【運行管理者試験】当日の流れと持ち物を徹底解説!忘れ物ゼロで安心して受験しよう
運行管理者試験はしっかり対策すれば怖くない
運行管理者試験(旅客)は、覚える法律や数字が多く、決して簡単な試験ではありません。
特に初めて勉強する人は、最初のうちは難しく感じるでしょう。
しかし、
- 早めに勉強を始める
- 過去問を繰り返す
- 間違えた問題を復習する
- 苦手分野を減らす
- 答えだけでなく理由まで理解する
といった基本的な対策を続ければ、独学でも十分に合格を目指せます。
一度で全部覚えようとせず、毎日少しずつ知識を増やしていきましょう。
そして試験が近づいたら、勉強だけでなく当日の準備も忘れずに行ってください。
関連記事
→ 運行管理者試験は独学で合格できる?勉強時間と勉強法を解説

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